東北医科薬科大学の出題傾向と対策!

東北医科薬科大学の傾向と対策

東北医科薬科大学 化学の傾向と対策

今日は東北医科薬科大学の
出題傾向と対策について書いてみようと思います。

傾向と合格ライン

比較的難しい問題も含まれる傾向にあり、
上手に取れるところを取っていくべき試験です。
60点程度でも合格ラインに届いております。

2019年化学の出題分析

2019年では大問が4問出題され
第1問理論化学分野の小問集合です。
最初は軌道論からの出題で面食らう受験生も
多いと思いますが,各オービタルに2個までの電子しか
入らない
という知識程度で解けるので、
深い理解を求められていると焦らないことが肝要です。

また、小問の中でCODが出題されておりますが
これは極めて基本的出題ですから確実に正答しなければなりません。
COD点取り問題化していますから
必ず得意分野にすること。

私のYouTube講義をぜひ利用してください。
3回に分けてブランクテストの問題まで扱っています。
センター終わったらしっかりと視聴してほしいです。

第2問のアンモニアソーダ法、オストワルト法
いずれも極めて基本的な出題ですから
ここは落とせない問題です。

第3問は油脂の出題です。
医特のように油脂の問題だけで相当数の問題を
やりこんできた受験生にとっては
おいしい出題だったと思います。

私のYouTube講義でも「油脂」をやってますから
「医学部特訓塾チャンネル」
に行って探してみてください。

第4問の高分子
石英、雲母などの天然無機高分子化合物
シリコーン樹脂のような合成無機高分子化合物
を冒頭に出題され、受験生的には問題量を
多くこなしてこなかったであろう出題で、
多少動揺するかもしれませんが

6,6-ナイロンを正面から問うてきたり
単なる浸透圧の問題が出題されていたりするので
上手に戦えば、高得点が見込める出題だったと思います。

プラスチックリサイクルについてはセンター試験あたりでも
問われる可能性がありますね。

マテリアルリサイクル
回収したプラスチックから異物を除き加熱成形し直す製品リサイクル
再利用するだけの話です。リユースとも言いますね。

ケミカルリサイクル
単量体レベルまで分解し、再合成する方法です。
サーマルリサイクル
プラスチックの燃焼熱をエネルギーとして利用します。

ついついコメント入れたくなっちゃいますね。
必ず参考書などでセンター前日までに確認しておいてください。

2018年化学の出題分析

2018年では
第1問に化学の基本法則が出題されました。
これはセンター対策としても
必ず今日明日中に見直してほしい。
単分子膜の問題固体の結晶の問題
超典型問題ですから満点通過がマストですね。

第2問のボルンハーバーサイクル
現役生あたりだと面食らうかもしれませんが、
問題文に式まで与えられているので
高卒生であれば確実に得点したいところです。

キセノンが化合物を作る例などは一見すると細かな知識ですが
医特の教材には明記されていますから我が塾生はこういう細かな出題を
美味しく感じてくれたと思います。

こういう問題を得点するためには駿台や河合、東進などの大手ではなく
医系予備校の指導が有利ですね。(医専の他校で教えてなかったらごめんなさい!
この程度テキストに載っていて当たり前だと思ってるので・・・)

熱量の問題は基本ですね。センターでも出ています。

第3問の有機
アルケンのオゾン分解という超典型問題
安息香酸の会合度の議論も典型問題です。

第4問の高分子
SBR(スチレンブタジエンゴム)やら
イオン交換樹脂やら
私のYouTube講義で扱ったものばかりですから
「医学部特訓塾チャンネル」で勉強してほしいですね。
最後の問題などは今年出題されたらどこぞの予備校なら
「ズバリ的中!」
と騒ぐんでしょうね、ってほど当たってますね。

2017年化学の出題分析

第1問 小問集合
チタンに関して光触媒だとか、Ni,Pdなどの触媒
白金触媒などは必要な知識ですが
チーグラーナッタ触媒は知らなくて良いでしょう(笑)

合金は基本知識ですね。
でも、受験生的には戸惑ったのかもしれませんね。

第2問 理論化学
反応速度自体は難しくありませんが、
アレニウスの活性化エネルギー
2016年の聖マリアンナ医科大学にも出題されたり
していたので、この年度の受験生には
親しみがあった出題ではないかと思います。
ただ、全くやったことがない受験生がこれをみたら面食らってしまうので
やはり準備は必要ですね。

第3問 有機化学
時間がない状況でこれをやらされたら
やはり焦ると思いますが
じっくりと勉強できる環境ならば
丁寧にやっておきたい問題です。

第4問 高分子
糖のメトキシ化は定番問題です。
医学部受験生ならば、ラッキー!と思えるくらい
やりこんでおきたい分野です。
私のYouTube講義でも扱っていますので
この問題が苦手な人は必ず視聴して対策を立てて頂きたいです。

以上、直近3年間の分析でした。

こんな風に書くと
高得点が必要な気がしてきますが
東北医科薬科大の試験化学に関しては6割取れれば合格しています。

だから、焦らずに取れるところをしっかりとる、
という気持ちで試験に臨んでください。

受験生諸君の検討を祈ります!

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