2024年5月2日
こんにちは!
炎の医学部合格請負人こと
医学部特訓塾、化学担当の本田です。
皆様、ご機嫌麗しゅう・・・・
先日、同業他社の社長様とお話をしていた時
先生、医特塾では新課程用の化学の教材変更とか
どうしてるんですか?
と聞かれました。
医特塾の化学の教材は私の手作りですから
新課程用で改正された点は
自分の教材データをコツコツ修正して参りました。
だから特に問題は感じていませんし
授業中にも
ここは旧課程から変更になっているからね・・・
とコメントしているので問題ないのですが
どうやら新課程対応が終わっていない予備校も
多そうだな・・・と気づき
今回の記事を書くことにしました。
何回かに分けて記事を書く予定ですので
今回は初めのところだけ・・・
まずは、周期表。
あまり多く語られていませんが
遷移元素が、今までは3~11族だったのに対し
新課程の教科書では3~12族になっています。
遷移元素とは、周期表第4周期以降に現れるのですが
すべて金属元素であり、最外殻電子が1~2となっています。
そのため、遷移元素では、同族同士だけでなく、
周期表で隣接している元素同士でも比較的性質が似ています。
典型金属元素に比べ融点が高く密度も大きいとされます。
実際に、遷移元素の中で軽金属はSc(スカンジウム)と
Ti(チタン),Y(イットリウム)だけで,他は全て重金属です。
そんな遷移元素、今までは周期表の
3~11族だぞーと教えてきたんですが
新課程の教科書では、
3~12族となっていますのでお気をつけくださいね。
せっかくなので、もう一つ。
周期表の2族元素です。
旧課程では、Be(ベリリウム)とMg(マンガン)
以外はアルカリ土類金属である
となっていたのですが、今回の改定から
2族はすべてアルカリ土類金属となります。
ですから、
「アルカリ土類金属は全て炎色反応を示す」
という選択肢は
今までは〇でしたが、今後は×になってしまいます。
今まで、Be(ベリリウム),Mg(マグネシウム)と
アルカリ土類金属を分けて記憶してもらっていたことが
全部まとまってしまったことで
ちょっとやりにくくなりましたね。
アルカリ土類金属の水溶性をまとめておきますね。
ちなみに大学受験において
硝酸塩で沈殿する物質は
ありませんので表は全て〇になってしまうので
敢えて入れませんでした。
こんな簡単な表ですが
誰かのお役に立てれば幸いです。
あとは細かいですが
18族は「希ガス」と表記するのがメインでしたが
これまでサブ表記だった「貴ガス」がメイン表記になります。
「希ガス」表記が完全に追放されたわけではないので
これはおそらく合否には全く影響がなさそうですね。
新課程入試がスタートすると
高卒生は色々違和感があるんじゃないかな?
ちょっとでも不安感を消すお役に立てれば
嬉しいです。
ま、そんな感じで。
ごきげんよう!