やる気を出すのはいつでも良い。

やる気を出すのはいつでも良い。その日が初日なのです!

おはようございます!

今日も暑いですね。

 

今週は朝の鍵開け当番で、

しかも珍しく午前の授業がないため、

出勤するとすぐに

塾舎の掃除や周辺の掃除を始めるのですが

 

朝、生徒と顔を合わせると

微妙な変化に気づかされます。

 

昨日までダラダラしていた生徒が

突然、やる気を出したり

もしくはその予兆のようなものを

漂わせ始めることがあります。

 

また、オンラインで受講していた生徒が

今朝も久々に

登校してきたのですが

やはり決意のようなものを感じます。

 

生徒というものは

どのタイミングで

頑張り始めるかは千差万別です。

 

だから

私達は毎日、いつでも

それを受け止める準備をしておく必要があります。

 

たまたまその日に

「俺は今日から生まれ変わるぞ!」

と思って登校してきたのに

 

不意の休講などがあれば

生徒はガッカリしてしまい

出鼻をくじかれてしまいます。

 

だから色々な事情が講師サイドにあったとしても

極力、当日の突然の休講はしてはならないのです。

 

もちろん、やむを得ない事情も起こりえますが

そういう避けられない事態以外は

事前に手を打っておかなければなりません。

 

私は今年の夏のお休みを

昨年の夏から決めていました。

 

残念ながら

コロナ禍で夏休みを取ることは

出来なくなりましたが

 

どの日に休みを取るかは

事前にコントロールすべきです。

 

また、この夏は

「チリツモ化学」

という課題を生徒に与えています。

 

前期にやった教材から出題するだけの

課題ですが

あちこちから出題するので

生徒は必死に教材を探す羽目になり

強制的に復習を促します。

 

どんなに良い授業をしても

生徒がそれを吸収できなければ

無駄になってしまいます。

 

今年はオンラインを併用しているということもあり

相当に授業の組み立ても変えましたし

教室に来られない生徒でも

しっかりと復習できるように

色々な仕掛けをしました。

 

お陰様で、

生徒と話をしていても

化学は分かりやすい

化学は復習しやすい

と言ってもらえますが

 

だからと言って安心できません。

 

むしろ

分かりやすい

などと生徒が言っているということは

自分は授業についていけている

と感じさせてしまうため

危機感を減らしてしまいますので

 

復習動機につながらない。

だから後回しにされてしまいます。

 

だから強制的に

復習しなければならない仕組みづくり

こそが重要になってきます。

 

どんなに良く分かったと思っている授業でも

数か月放置すれば

完全に忘れてしまいます。

 

医特では

プレイバック講座

を設けており

月単位での復習を促す仕掛けもあるのですが

それでもプレイバック講座に入ってこない分野は

徐々に忘れてしまいます。

 

だから

チリツモ化学

なんです。

 

毎日ちょっとずつの課題を与え

教材を調べさせる作業を続けることで

 

復習動機を作るのです。

強制的に教材をひっくり返して探させることで

教材にあんなこともこんなことも書いていたのだと

気付くのです。

 

おそらく今後の塾や予備校の

やるべき仕事というのは

生徒の学習動機を高め、

作業指示を行い

適切な質問受けの態勢をつくることが

大きなウエイトを占めてくるのだと思います。

 

私自身

無機化学や有機化学に関しては

基礎講義の授業動画をアップして

それを見てもらってから

演習の授業を行っています。

 

単なる講義の垂れ流しだけでは

力がつかないことは当然なので

そういうところは動画でも良いと思います。

 

でも、いつその動画を視聴して

次にどういう作業をしなければならないか?

その作業が適切に行われたか?

というような管理を行い

インプットした知識を以下に使うかの

授業を行うべきなのです。

 

問題集や参考書だけでよい

 

という人もいますが

問題集や参考書だけで

学力がつけられる人はごくわずかです。

 

授業の推進力は半端ではない。

プロ講師の説明は

回りくどい書き言葉よりも適切です。

 

問題集には同じ問題は

ほとんど収録されませんが

同じような問題を繰り返しやりこむことも

学力を形成する上では重要です。

 

だから

私達のような塾や予備校は必要だし

授業というものは必要なのです。

 

ただ、たんなるインプット講義や

チンタラした授業は当然、無駄です。

医専予備校の多くは

無駄が多い。

それは事実です。

 

無駄を上手にそぎ落とし

コストを下げなければ

医専予備校は

淘汰される時代に入ると思います。

 

いや、淘汰してやる!(笑)

インチキくさい儲け主義の予備校は

淘汰されるべきなのです。

 

でも、

参考書や問題集だけで十分ではないです。

ごくわずかな成功事例に踊らされ

時間を無駄にしてほしくない。

医学部受験生の95%以上の生徒は

参考書や問題集では成功できません。

 

だってウチに通う生徒の中で

授業をしない塾

では上手くいかなくて

今年入塾してきた生徒が何人もいるのですから!

 

そして彼らは口々に

単なる放ったらかしで

質問を受けられる先生もほとんどいなかった

 

と言ってますから

参考書や問題集だけで大丈夫

って言っている人々には

くれぐれも騙されないでいただきたい。

 

おっと話がそれてしまった。

 

大事なのは

塾というものが

生徒が本気を出す瞬間を見過ごさないこと

そして

いつでもそのやる気を受け止められる準備を

しておくことだということです。

 

ということで

今日も

一日一生

の気合で頑張りましょう!

 

ま、そんな感じで。

See you !