化学新課程 変更ポイント①

化学新課程 変更ポイント①

こんにちは!

炎の医学部合格請負人こと

医学部特訓塾、化学担当の本田です。

皆様、ご機嫌麗しゅう・・・・

先日、同業他社の社長様とお話をしていた時

先生、医特塾では新課程用の化学の教材変更とか

どうしてるんですか?

と聞かれました。

医特塾の化学の教材は私の手作りですから

新課程用で改正された点は

自分の教材データをコツコツ修正して参りました。

だから特に問題は感じていませんし

授業中にも

ここは旧課程から変更になっているからね・・・

とコメントしているので問題ないのですが

どうやら新課程対応が終わっていない予備校も

多そうだな・・・と気づき

今回の記事を書くことにしました。

何回かに分けて記事を書く予定ですので

今回は初めのところだけ・・・

まずは、周期表。

あまり多く語られていませんが

遷移元素が、今までは3~11族だったのに対し

新課程の教科書では3~12族になっています。

遷移元素とは、周期表第4周期以降に現れるのですが

すべて金属元素であり、最外殻電子が1~2となっています。

そのため、遷移元素では、同族同士だけでなく、

周期表で隣接している元素同士でも比較的性質が似ています。

典型金属元素に比べ融点が高く密度も大きいとされます。

実際に、遷移元素の中で軽金属はSc(スカンジウム)と

Ti(チタン),Y(イットリウム)だけで,他は全て重金属です。

そんな遷移元素、今までは周期表の

3~11族だぞーと教えてきたんですが

新課程の教科書では、

3~12族となっていますのでお気をつけくださいね。

せっかくなので、もう一つ。

周期表の2族元素です。

旧課程では、Be(ベリリウム)とMg(マンガン)

以外はアルカリ土類金属である

となっていたのですが、今回の改定から

2族はすべてアルカリ土類金属となります。

ですから、

「アルカリ土類金属は全て炎色反応を示す」

という選択肢は

今までは〇でしたが、今後は×になってしまいます

今まで、Be(ベリリウム),Mg(マグネシウム)と

アルカリ土類金属を分けて記憶してもらっていたことが

全部まとまってしまったことで

ちょっとやりにくくなりましたね。

アルカリ土類金属の水溶性をまとめておきますね。

ちなみに大学受験において

硝酸塩で沈殿する物質は

ありませんので表は全て〇になってしまうので

敢えて入れませんでした。

こんな簡単な表ですが

誰かのお役に立てれば幸いです。

あとは細かいですが

18族は「希ガス」と表記するのがメインでしたが

これまでサブ表記だった「貴ガス」がメイン表記になります。

「希ガス」表記が完全に追放されたわけではないので

これはおそらく合否には全く影響がなさそうですね。

新課程入試がスタートすると

高卒生は色々違和感があるんじゃないかな?

ちょっとでも不安感を消すお役に立てれば

嬉しいです。

ま、そんな感じで。

ごきげんよう!