自慢の息子

自慢の息子

おはようございます。

炎の医学部合格請負人こと

医学部特訓塾、化学担当の本田です。

皆様、ご機嫌麗しゅう…

先日の記事に書いた話の続き?

です。

息子が小6になり、塾が忙しくなり

ほぼ毎日、塾がある…

という話を書きました。

それに伴い、

幼稚園の頃から通っていた

空手の道場を今月限りで

一旦退会しました。

息子とは離れて暮らしているため

週末しか会えず、

週1回の空手の稽古に連れて行くことは

私の大切なルーティンでした。

私自身、空手家として

毎週水曜日の夜に指導に携わっていて

現役の壮年選手ですが、

息子が習っていたのは

同じ極真空手ではありますが

別の派閥の道場でした。

だから、

空手の話はするし、

自宅でちょっとした稽古はつけるけど

道場で指導することは

かないません。

それでも父として

空手の大先輩として

背中を見せてきたつもりです。

息子には特段強い空手家になって欲しい

と望む訳ではなく、

もちろん、空手を職業にして欲しい

訳でもありません。

空手を通じて

カラダを動かす喜びを知り

空手を通じて

生きる上での哲学みたいなものを

知って欲しかっただけです。

どんな凄い空手家も

生涯無敗

などということはありません。

トーナメントに出れば

優勝者以外は必ず一度は負けます。

だから、

試合に出れば出るほど負け数は

増えます。

これが良いのです。

大事なのは

勝つために努力する日々の

素晴らしさを知ること

勝つこと以上に

負けた時にも毅然と挨拶をして

相手や支えて下さった指導者や仲間に

感謝を伝えることや

負けた後にどう立ち上がるか?

ということを知ることです。

一つ自慢があります。

それは、5年生として

息子が出た最後の試合です。

前の大会で優勝したこともあり

シード選手として

その大会は準決勝からの

出場でした。

しかし、

前夜からまさかの発熱。

解熱剤を飲ませ、

坐薬も使いましたが

当日も熱は下がりませんでした。

『出場辞退しよう…』

と私が息子に言うと

『いや、出る。』

と言い張ります。

かなり反対しましたが

最後の大会になるかも知れないから

出るんだ、

という息子に押し切られ

会場に。

受付を済ませた後は

ギリギリまで車の中で休み

なんとか試合にでて、

延長戦まで戦いましたが

敗退。

準決勝で敗れたから

3位決定戦があります。

これも出場辞退せずに戦いましたが

もはや体力は残っておらず

敗退。

しかし

私は感動しました。

どんな状況になっても

戦おうという姿勢は

大人の空手家でもなかなか出来ません。

いつの間にか

息子は私が想像している以上に

成長してくれていました。

この大会で敗れた2試合は

優勝した大会よりも

私にとっては

息子の最高の試合でした。

私の自慢の息子です。

さて、

受験生の皆さん

私からのメッセージ

伝わりましたか?

受験を通じ、

全勝できる学力をつけることは

もちろん大切です。

しかし、

受験勉強を通じ、

心も強くなって欲しい。

模試で失敗することもあるし、

友人に負けることもあります。

滑り止めを

しくじることもあります。

その時、下らない言い訳をせず、

自分の足りないところと向き合い

再び立ち上がることが

大切なんです。

その姿勢こそが

次のミスを防ぎ

諸君を成長させ、

立派な医師への道を

進むことになります。

その姿勢があれば

どんな成績だろうが

どんな結果を重ねようが

皆さんは

ご両親にとっての

自慢の息子、自慢の娘になれます。

戦い続けましょう!

一日一生の気合いで!

ま、そんな感じで。

ご機嫌よう!