2024年2月8日
受験生の皆さん、おはようございます。
炎の医学部合格請負人こと
医学部特訓塾、化学担当の本田です。
皆様、ご機嫌麗しゅう・・・
昨日は、獨協、北里、杏林の2次の発表があり
吉報が相次いで飛び込んできました。
まだ頑張っている塾生が多い中ですから
大喜びは出来ませんが
私達教職員は静かにガッツポーズしておりました。
今日は聖マリの1次試験。
と同時に
女子医、埼玉、東海、順天の1次合格発表です。
今日もハラハラドキドキの一日になりそうです。
昨日は東京医大の解答速報をお手伝いしました。
しっかりとお役に立てたと思います。
東京医大の出題について・・・・
第1問は正誤問題でした。
昔のようなやりにくさはなく、1つだけ選べばよいのですから
私なんかには随分と楽な問題でしたが
受験生的には一文一文丁寧に読まなきゃいけないし
ちょっと自信が持てないだろうから
大変でしたね。
ちょっとイラっとしたのは
問5です。
「エントロピーの増大」なんて選択肢をだして
しかもそれが正解に関わる訳だから
高校生には酷な出題です。
第2問はショボい中和の問題からの
電離平衡という典型問題。
丁寧に解けば絶対に溶ける問題です。
医特ではしっかりと教えてきた
「水酸化ナトリウムを中和点を越えて
過剰に入れたときのpH」
を求める問題を見て私はガッツポーズでした。
あんまり問題集とかでは見かけないから
こういうのをしっかりとやらせている予備校としては
「ほら・・・参考書だけで勉強して合格できるのは
もともと賢い人だけじゃん!
授業をしない塾なんて行ったら負けなんだよ!」
と言える訳です(笑)
あとは蛇足のような薄めた溶液の中和の問題とか
一番計算が楽なタイプの緩衝液のpHを求める問題とか
電離定数に関する知識問題など
まあ医特で教えたことでお釣りが来ますね。
第2問は東医を目指す医特生なら
満点通過できるでしょう。
と厳しめのコメントを残しておきます。
第3問は
面倒くさい操作の問題。
特段、難しい訳じゃないけど
作業が面倒だからいったん飛ばすのが正解。
後でゆっくりやれば簡単なんだけどね・・・
あとは多くの受験生が
濃度を計算しなきゃいけないんだけど
100mLだから,モル数の十倍になる事などを
地味にミスっているんじゃないかと思います。
第4問は有機でした。
超絶簡単!という出題ではなく、
それなりに考えなきゃいけない問題。
でも別に難しくはないんだけど
それは落ち着いて解けば、という話。
第3問を先にやっちゃうと時間が気になって・・・
となるだろうね。
第3問を飛ばさなかった受験生には
辛い出題だったと思います。
今回の試験では
ある程度のミスは仕方ないと割り切り
第1問をテキパキと処理することと
冷静に第3問をいったん飛ばして
第2問、第4問をしっかり取りにいかたかどうか
勝敗を分けましたね。
解答速報にはもっと高い%が書いてあるけれど
60%とれれば合格点だと思います。
後期受験する人などは
このくらいの問題が思考訓練に丁度良いから
ちゃんと復習しておいた方が良いですね。
解答速報見て、何割だった・・・
ってのは無意味ですから
ちゃんと復習したいね。
先日の昭和(前期)の有機も時間があれば
やり直して欲しい。異性体を数えるのが
受験生には相当難しいと思います。
来週あたりに医特生には招集をかけて
後期や国公立大に向けて
この辺の問題を素材にして解説会をしようかな・・・
と思っています。
ま、そんな感じで。
ごきげんよう!