鴨川を見て騒つく

鴨川を見て騒つく

こんばんは。

今回は極めて私的な内容です。

興味のない方はスルーして下さい。

父の七回忌のため、

お休みを頂き、

早朝、東京から京都に向かった。

父の眠る街、京都。

阪急電鉄の河原町駅を降りて

東に進む。

四条大橋から

下を流れる鴨川を眺める。

少し胸の奥が騒つく。

私が憧れた京都での学生生活に

思いを馳せる。

叶わなかった憧れ。

京都は私にとって

父の眠る街であり、また、

何とも言えない

想いを蘇らせる街なのだ。

父の法要の後、

蕾をつけた梅の木を見つめながら

自問自答した。

親父、

俺は親父の誇れる人間になれたか?

俺は正しく生きているか?

色々な事を考えながら

あらためて私は気付いた。

私は

憧れを叶えられなかった。

だから今も

叶えられなかった憧れを胸に

塾生達を指導しているのだ。

叶わないまま、

で、終わらせてしまった痛みを

塾生達には与えたくない。

わたしの代わりに

憧れの学生生活を

満喫して欲しい。

鴨川を眺めて

胸が騒つく限り

きっと私は

仕事をやめられないだろう。

おそらく

体力の続く限り

必要としてくれる生徒がいる限り

私は教えつづけたいと思うだろう。

こんな生き方でいいよな、親父。

あなたに恥じない生き方を

これからも続けていくから、

空から見守っていて下さい。