2020年1月15日
今回は、東京女子医科大学の
化学の傾向と対策について述べたいと思います。
東京女子医大の難易度と傾向は?
東京女子医大の化学の問題は難易度は標準的な良問です。
卒業生達の声と自己採点結果を分析すると
だいたい例年7割が合格ラインだと思われます。
出題範囲は全般的であり、妙な偏りは少ないです。
ただし、分量は多く、テキパキと問題を解く練習が必要です。
過去問も標準的な問題が多いのでスピード練習として赤本をやることも
良いと思いますが、まずはセンター対策を十分に行い基礎学力をつけることが大事です。
正誤問題も意地悪な感じのものはほとんどなく
正当に努力してくれば高得点が望めると思います。
液面差のある水上置換の問題などは過去何度も出題されており、
手前味噌ですが、私のYouTube講義にもそれをテーマにした回が
ありますので、是非それを視聴して頂きたい(笑)。
気体の問題や反応速度の問題有機の構造決定の問題など
出題頻度が高いですが典型問題のオンパレードなので
標準的な問題集を十分にやりこんでおけば大丈夫です。
ここで差がつく!苦手問題 ~水上置換の完全攻略~
具体的な対策は?
具体的な話をしましょう。
問題Ⅰは小問集合です。
センター試験よりは細かい知識もありますが、全般的に難易度は高くないですから
今日から土曜日まではまず赤本の問題Ⅰをすべてやること。
センター対策にもなるはずです。
問題Ⅱ以降は理論と有機・高分子を中心としたの出題です。
これは私のYouTube講義が大いに利用できます。
付帯的に分析すると
2019年の問題Ⅱ-Aは「イオン交換樹脂」
問題Ⅲは「硫化水素のpH」
いずれも私のYouTube講義で言及しております。
2018年の問題Ⅱの「液面差のある水上置換」
問題Ⅲは「油脂」
いずれも私のYouTube講義で言及しております。
2017年の問題Ⅲでは「糖のメトキシ化」
問題Ⅴでは「アミノ酸の等電点」や「イオン交換樹脂」
これらもYouTube講義をご覧いただきたいところです。
硫化水素が絡む溶解度積
〜弱酸・緩衝液・塩のpH〜
糖のメトキシ化
特に「電気泳動」の話もアミノ酸の等電点の収録の際に
作成した教材に「参考」として言及しておりますので
医学部特訓塾のWebサイトからダウンロードして頂きたいと思います。
2016年の問題Ⅱでは「2段階滴定」
が出題されておりますが、これもYouTube講義で
かなり細かいところまで解説をしている分野です。
2段階滴定は、必ず出来なければなりません。
まとめ
このように直近の4年間を分析しても理論化学の重要な問題の大半は
私のYouTube講義で解説をしておりますので
まずは、YouTube講義で分野のポイントを押さえる。さらに問題を解きこむために
赤本の該当箇所をやってみるということをやってください。
まだ未収録ですが「反応速度」についても出題が多いので
この分野は私も来週前半に講義をアップしようと思います。
東京女子医科大学では必ず有機の問題が出ておりますので
有機が苦手な方はセンターが終わったら月曜日に一気に
赤本で有機の問題だけ集中的にやりこんで下さい。
決して難しい問題ではないですからセンターレベルが完全に仕上がっているかたは
とにかく問題慣れをして下さい。
女子医大の化学の合格点は70点程度です。
対策すれば十分に得点可能ですしさらなる上積みも十分に可能です。
あと1週間を切っていますが化学だけに関していれば
センター8割程度の基礎学力が固まっているならば
十分間に合う可能性があります。
ぜひ、気合を入れて頑張ってください!!