中秋の名月だ

中秋の名月

おはようございます。

炎の医学部合格請負人こと

医学部特訓塾、化学担当の本田です。

皆様、ご機嫌麗しゅう・・・。

皆さんは21日の夜、満月をご覧になりましたか?

後期になり徐々に気温が下がってくると

受験生は心の余裕がなくなり始めます。

するとドツボにはまりやすくなります。

私も約30年前に塾を立ち上げた当時

色々と苦労しました。

経営が軌道に乗る前、

資金繰りに窮し、

ドツボにはまっていたことがありました。

今考えればいくらでも打ち手があるのですが

ドツボにはまると思考が停止してしまうのです。

そんな状況の私を見るに見かねた

山ちゃんという親友が私をスキーに連れ出しました。

私はスキーの経験がありませんでしたが

やまちゃんはお構いなしで私にスキーをさせたのです。

必死になり、スキーをしました。

ツルツルして怖かったことを

覚えています。

それでも数時間かけて

ボーゲンを覚えた私を

やまちゃんは強引にリフトに乗せ

山の上まで連れて行くのです。

死んじゃうよ・・・・!

恐怖と戦う私でしたが

やまちゃんは一言

遠くを見てみろ

景色綺麗だろ?

と言い放ちました。

その時、私は美しい雪山の景色に

心奪われ、

ふと気づいたのです。

雪山はずっとそこにありました。

しかし、必死にスキーをしていると

足元のことばかり気になって

美しい雪山のことは

目に入っていなかったのです。

ああ、そういうことか・・・

私は気付いたのです。

自分がドツボにはまり

目線が下がり過ぎていて

日々のことばかり考え

正しい打ち手を見つけることが出来ていなかったことに。

その瞬間、目が覚めた気がしました。

スキーから帰り

私は適切に手を打ちました。

資金繰りを乗り越え、正しい打ち手を見つけ

塾は生き返りました。

そして、その時から

私は常に心の余裕を持つことを覚えました。

塾と自宅の往復の時には

四季を感じること、

花の匂いに気付き

星や月の美しさを感じることが

私にとっては大事なことになったのです。

ともすると

受験生は

目の前の勉強に必死になるあまり

心の余裕がなくなり

ドツボにはまりがちです。

そんなときほど

意識的に季節を感じ、

自然を観察することで

心の余裕を取り戻すことが出来るはずです。

中秋の名月は過ぎましたが

満月だけが月ではありません。

是非、塾の行き帰りに四季を感じて下さい。

医学部受験は過酷な戦いです。

しかし、激しい戦いの中にも

心の余裕を保ち続けられるように

頑張って欲しいと思います。

医学部入試は

他の入試と異なり、

職業に対する資質を試す側面があると

私は考えています。

受験勉強を通じ、

医師に必要な資質を磨いて頂きたいと

医学部特訓塾は常に考えております。

ま、そんな感じで。

ごきげんよう!