医学部受験 後期試験に向けての心構え
2025年度医学部入試では、2月22日(土)の近畿大学医学部 後期試験をスタートに
3月頭までで、計11校の医学部入試後期試験が実施されます。
今回は、後期試験に向けての心構えについてお話していきます。
後期試験に向かう心構え 準備編
まず後期試験に向かう心構えとして、大切なのは
ネガティブ思考もポジティブ思考も厳禁!
ということです。
たとえば、医学部受験生、予備校生のなかには
「ここまで全落ちしてるから、どうせ後期試験も受けたって無駄だろう・・・」
「まだ後期試験があるから、受かったらいいなぁ~・・・」
と思っている人がいるでしょう。
でも、そんな気持ちで後期試験に向かって勉強に集中できるでしょうか?
ここで、医学部受験の後期試験に向かう心構えを1つだけお伝えします。
それは「まだ何も決まっていない未来については、あれこれ考えない」ことです。
人は未来のことをあれこれと考えがちですが
その考えている時間は、自分の未来に何の影響も与えていません。
だから「未来のことを考えてしまわないよう、目先に取り組むべき課題を設定する」こと
これが後期試験に向かう上で、一番大切な心構えです。
次にもう1つ、具体的なアドバイスをお伝えします。
それは
「自分と同じようなネガティブ/ポジティブ思考をしている自分以外の受験生」
を想像してみてください。
そして、その受験生が「後期試験で合格している」ことを想像してみてください。
猛烈に嫌じゃないですか?(笑)
もしあなたがもっと具体的に別の受験生を想像した場合、その嫌悪感はもっと強くなるでしょう。
やや良くない言い方をしますが、結局、人間が行動する原動力になるのは
こういった「負の感情」です。
後期試験に向かう心構え 客観視編
もし上記アドバイスがうまくいって、心の準備ができたなら、次にすることは
「自分を客観視すること」です。
さきほどイメージした受験生に負けたくない!あいつに差をつけてやりたい!
そんな気持ちになれたなら、まずは自分の状況を客観視しようとしてみましょう。
具体的には
・これまでの試験での出来はどうだったか?
・ニガテな科目では、どの単元、どの出題に苦労したのか?
・試験中に、思い出せなかった知識はないか?
など、これまでの試験で自分に足りていなかった部分、勉強不足を痛感したところを
メモにリストアップしていきましょう。
後期試験に向けての対策 勉強編
ここまで来れば、あとは上記でリストアップした勉強を1つずつ解決していくのみです。
英語の文法知識や、単語熟語の再確認する
これまで読んだことのある英語長文を、もう一度読み直してみる
数学の解法を、もう一度自分の手を動かして解いてみて確認する
理科の暗記事項を再確認する
後期試験までにやれることはまだまだあります。
現役生であれば、これまで勉強量で不足していた部分を挽回するチャンスです。
浪人生であれば、これまでやってきた勉強の積み重ねをより強固にするチャンスです。
自分だけではどうにも進められない勉強については
予備校の先生に質問をするなり、対策講座なども利用すると良いでしょう。
後期試験にむけて ~まとめ~
後期試験に臨む受験生の多くは、すでに十分努力をしてきたはずです。
その努力が実らなかったことは残念ですし、本人が一番イヤな思いをしたのもわかっています。
ただ、それでも、まだ試験が全て終わったわけではありません。
まだ勉強できる余地が残されている、これをチャンスに変える行動を取るしかありません。
今週22日(土)近畿大学医学部 後期試験を皮切りに、後期試験が続きます。
今年度は、3月1日(土)に埼玉医科大学、昭和大学医学部、関西医科大学
3月4日(火)には金沢医科大学、日本大学医学部
の後期試験が重なっていて、受験生が分散する可能性も高いと考えられます。
まだまだ合格する可能性はあります。
繰り返しになりますが、後期試験に向かっていくために
「まだ何も決まっていない未来については、あれこれ考えない」ことです。
人は未来のことをあれこれと考えがちですが
その考えている時間は、自分の未来に何の影響も与えていません。
だから「未来のことを考えてしまわないよう、目先に取り組むべき課題を設定する」ことで
不安な気持ちをごまかしながらも少しずつ前進していきましょう。