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2026帝京大学医学部一日目解答速報【聞き取り再現】

帝京大学医学部 1日目 入試概説

帝京大学医学部は、英語が英語以外の科目は国語、数学、物理、化学、生物から2科目を選ぶという形式で、

科目数がすくないこと、数学は数ⅡBまでで良いということから、受験生が受けやすいということもあり

大人気の帝京大学医学部です。3日連続の試験を実施するのですが、入試問題が持ち帰られないこと、

赤本には毎年2日分しか公開されないことから、入試問題の全貌が知りたい!と思う受験生や予備校関係者は

多いと思います。そこで今年は帝京大学の入試問題を聞き取り調査して可能な限り再現を試みました。

貴重な資料となると思いますので、ご活用いただければ幸いです。

目次[非表示]

  1. 1.帝京大学医学部 1日目 入試概説
    1. 1.1.1 英語
      1. 1.1.1.1-1 第1問 長文 wind phone について
      2. 1.1.2.1-2  第2問 長文
      3. 1.1.3.1-3 第3問 長文:子どもの敗血症に伴う急性腎障害(AKI)の治療法について
      4. 1.1.4.1-4 第4問 文法・並び替え
    2. 1.2.2 数学
      1. 1.2.1.2-1 第1問 交点をもつ条件・面積
      2. 1.2.2.2-2 第2問 小問集合・確率
      3. 1.2.3.2-3 第3問 ベクトル
    3. 1.3.3 化学
      1. 1.3.1.3-1 第1問 酸・塩基(二段階滴定)
      2. 1.3.2.3-2 第2問 有機化学構造決定・油脂
      3. 1.3.3.3-3 大問3 電子軌道
      4. 1.3.4.3-4 大問4 小問集合
    4. 1.4.4  生物
      1. 1.4.1.4-1 第1問 恒常性
      2. 1.4.2.4-2 第2問 遺伝
      3. 1.4.3.4-3  第3問 植物と進化

1 英語

1-1 第1問 長文 wind phone について

第1問は長文でした。テーマは,「wind phone」実は東日本大震災の後に岩手県大槌町にある「風の電話」

が起源で、東日本大震災の後、遺族や被災者の心のケアの場として知られるようになりました。

このコンセプトに共感した人々が海外でも同様の電話ボックスを設置し,アメリカも回線につながっていない

公衆電話を使って亡くなった人や会えない人に向かって想いを語りかけるための場所として

wind phone」という場所ができました。

長文の内容は,人を亡くした人がその悲しみ(grieves)から立ち直る方法に関してだったようです。

第1問には和訳やアクセント問題もありました。

また,that の識別(同格,関代,指示語,などを識別する)問題もあったようです。

1-2  第2問 長文

第2問も長文でした。人間は他の動物と違うのかどうかについての文章です。穴埋めを求める問題でした。

No more than や No less than  more than  less than  even though   given that が出たようです。

1-3 第3問 長文:子どもの敗血症に伴う急性腎障害(AKI)の治療法について

第3問も長文でした。子どもの敗血症に伴う急性腎障害(AKI)の治療法についての長文でした。

正確ではありませんが,抗酸化・抗炎症作用を持つQuercetinm,  またサイトカインに関しても

言及があったようです。

1-4 第4問 文法・並び替え

第4問は文法でした。並び替えが5題出題されたようです。

2 数学

今回は数学の再現にかなり力を入れました。塾生達の協力を得て相当正確な再現が出来たと自負しております。

2-1 第1問 交点をもつ条件・面積

(1)x軸との交点が,(0, 0) (√3 -1, 0) (√3 +1, 0) である三次関数と二次関数y=mx^2 がx>0の範囲で

  2つの交点をもつ条件を求める問題

(2)上記の関数に関し,mの値が与えられており(数値は不明です),2つの曲線に囲まれる部分のうち左側の

  領域の面積を求める問題

(3)2つの曲線に囲まれる2つの領域の面積が等しいとき,

  2つの曲線の交点のx座標を0, α, βとするときαはβの何倍かを求める問題

2-2 第2問 小問集合・確率

(1) 0.25^25 を計算したとき,何桁目に0でない数が出てくるかを求める問題

(2) 125^x - 9 × 5^x +  3×5^x +  1 の最小値とそれをとるときのxの値を求める問題

(3) コインを連続して投げる試行について,

    前半4回のうち表が出る回数をX,後半5回のうち表が出る回数をYとするとします。

  ①X=3,Y=2となる確率を求めよ

  ②X=Yとなる確率を求めよ

2-3 第3問 ベクトル

三角形ABCについて,AB=4, AC=5 であり,∠BAC=60°,

ABの垂直二等分線とACの垂直二等分線の交点をOとする。

(1) ベクトルABとベクトルACの内積を求めよ。

(2) ベクトルABとベクトルAOの内積を求めよ。

(3) ベクトルAOとベクトルACの内積を求めよ。

(4)ベクトルAOをベクトルABとベクトルACを用いて表しなさい。

2-4 第4問 数列と漸化式

(Ⅰ) an=(1+√7i )n + (1-√7i )n とする。

(1)a1を求めよ

(2)a2を求めよ

(3)an + 2  =  p  an+1  +  q  an とするとき,p,qの値を求めよ。

(4)a7を求めよ

 (Ⅱ)cos3x=sin(x-π/4) 0≦x≦π を解け

3 化学

3-1 第1問 酸・塩基(二段階滴定)

二段階滴定(ウインクラー法)

水酸化ナトリウムと炭酸ナトリウムの混合物を水に溶かし,

そのうち同量を2つのビーカーに取り出して2つの実験を行う。

1つの実験は、1つのビーカーに塩化バリウムを入れ沈殿を除去し,フェノールフタレインを指示薬として

塩酸で中和

もう一つの実験は,メチルオレンジを指示薬として塩酸で中和

という流れである。

典型問題ではあるが,二段階滴定でワルダー法しか勉強していない受験生は焦ったかもしれない。

医学部受験を目指す上でウインクラー法をやっていないのは論外ではあるのですが…。

3-2 第2問 有機化学構造決定・油脂
3-2-1 第2問の前半の問題

有機化合物の構造決定問題だったようです。初めの条件から計算をすると分子量が108である芳香物化合物であることが分かります。その上で,この分子量108の芳香族化合物に3つの構造異性体ABCがあり,AとBは一置換体で,AはNaと反応して気体を発生するが,Bは反応しない。Cは二置換体で過マンガン酸カリウムで酸化した後無水酢酸を用いると解熱鎮痛剤になるということからABCの構造が決定できる。という問題で比較的簡単であった。

3-2-2 第2問の後半の問題

油脂の問題であった。与えられた条件を計算すると分子量が720であることが分かる。

この油脂を構成する脂肪酸は,飽和脂肪酸が2つと不飽和脂肪酸が1つである。

もう少し条件があるようだが,不明。ここからこの油脂の構造を決定するという問題。

さほど、難しくはなかったと思われる。

3-3 大問3 電子軌道

電子軌道の問題であった。読めば軌道論について全く知らない受験生でも解答することが出来る問題であった。

しかし,問題文が3ページにわたり,まともに読むと相当時間がかかったと思われる。実際にはリードの問題文を

読まなくても原子番号などから計算することが出来,要領の良い受験生であれば比較的短時間で処理が出来たようです。今年の流行になる可能性が捨てきれないので,一度関連の問題を解いておくことをお勧めします。

もちろん医特では来週中に授業の中で解説を実施する予定です。こういう臨機応変な対応が医特の強みですね。

3-4 大問4 小問集合

幾つかの小問があったようです。順番は分かりませんが,

(1)フェノールフタレインやメチルオレンジの電離定数が与えられており,

変色域は-1≦[HA]/[A^-]≦1であることから,それぞれの変色域のpHを求めさせる問題でした。

またHAとA-のいずれがどちら側の色なのか?という出題もあったようです。

(2)等電点からアミノ酸を特定する問題(pH=5, pH=6, pH=9)

(3)グルコースをアルコール発酵させたときに生じるエタノールの質量を求めさせる問題

(4)グリシン塩酸塩のpHを求める問題

などがあったようです。この辺は生徒の記憶があやふやなので間違った情報もあるかも知れません。

4  生物

生物は,出てきた用語や設問をなるべく沢山メモを取ってもらったので、出題形式を再現することはかないませんでした。

しかし、どういう内容が聞かれているのかは生物選択者なら分かるはずですから、これを参考に分析して頂ければ幸いです。

4-1 第1問 恒常性

・自律神経系

・内分泌系

・標的細胞

・ホルモンの排出の仕方

・糖尿病の人のグラフ

・インスリンを経口投与できない理由を25字で記述

・グラフを解析し,尿中に排出された糖の量を計算で出す問題

 (グラフは横軸が血糖濃度mg/mL, 縦軸がグルコース濃度mg/分)

・ホルモンの名前と働きの組合せの問題

4-2 第2問 遺伝

・有性生殖と無性生殖

・雄ヘテロ個体 ショウジョウバエの問題

・基本事項的な問題が多く,印象に残らなかったので全然思い出せないとコメント

4-3  第3問 植物と進化

・ファイトアレキシン(ストレスを受けた植物がその場で新しく作る抗菌性二次代謝産物(誘導型の自己防御物質))について

・ビン首効果(個体数の一時的激減による遺伝的多様性の減少)について

本田 哲生
本田 哲生
医学部特訓塾代表。化学科講師。東京大学教育学部卒業。東京大学理科二類に在籍中の1992年から,杉並区阿佐ヶ谷の地で大学受験の専門塾を設立。30年以上,大学受験の指導を続けている。どうしようもないダメな生徒を自宅に下宿させ国立大学医学部に合格させたことを契機に,医学部受験指導を開始,医学部受験指導も23年に及ぶ。2008年に小柏先生と共に医学部専門予備校である医学部特訓塾を立ち上げ現在に至る。医学部特訓塾代表であり,同時に現場に立ち続ける化学講師でもある。

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