
2025医学部入試 面接対策「MMI型」「課題型」
近年、医学部受験の2次試験では、面接を重視する傾向が高まっています。
その結果「MMI型」「課題型」の質問がこれまでよりも増えていることが
塾生たちの聞き取りからわかっています。
今回は、2次試験面接対策のうち「MMI型」「課題型」質問のポイントをご紹介します。
コラムの最後には、過年度のMMI型について参考資料もダウンロードできます。
これから面接試験に向かう受験生は、参考にしてみてください。
目次[非表示]
2次試験面接「MMI型」「課題型」とは?
「MMI型」「課題型」の面接試験とは
ある場面・状況が設定された上で「あなたなら、どう行動しますか?」を
その場で考え、答えるような面接形式となっています。
・課題文を読む時間や、答を考える時間が与えられるケース
・答を述べる時間も設定されるケース
・通常の面接において、特に時間制限なく問われるケース
など、いくつかのパターンがあります。
いずれのパターンでも、共通している点は
1.受験生の思考力、思考の瞬発力を見る
2.順序だてて、自分の考えとその根拠などを説明できるかどうかをみる
3.思考内容に、人間的・倫理的に問題が無いかをみる
などが評価のポイントになっていると考えられます。
1.受験生の思考力、思考の瞬発力について
MMI型では、基本的には「正解が1つではない」質問がされます。
極端な例では
「あなたの目の前で、あなたの妻と子どもが溺れていて、助けるための道具は
1人分しかありません。あなたなら、どちらを助けますか?」
のような、究極の2択質問のようなイメージです。
※もちろん、かなり極端な例です。
こういった質問で、面接官が見たいのは
「あなたがどのように思考し、またどのくらいの速さで思考できるか?」
という点です。
対策としては、いろいろな質問をいくつも見た上で
「自分ならどうするか?」を考える練習をすることです。
考える際には、短時間で「複数の答が想定できるかどうか?」も意識してみましょう。
2.順序だてて、自分の考えとその根拠を説明できるかどうか
次に、自分の考えた内容を、きちんと順序だてて説明できるかどうかについて、も大切です。
いざ面接となったとき、それなりに言葉を継いでいきながらしゃべることができたとしても
その話があっちこっち飛んでしまったり、あとから付け足しがでてきたり
話の着地点が定まらないまま、ダラダラと話だけは続いてしまう・・・
そんな受験生が気を付けるべき点は
「必ずしゃべり始める前に、締めの1文を決めておくこと」です。
最後に辿りつくゴールがきちんと定められれば
そこに向かって、順番を考えながらしゃべっていけば良いのです。
いろいろな視点からの意見を盛り込みたくなったとしても
最後に言いたい1文を目指そうとすれば、どの順番でどの視点の考えを述べて
まとめに進んでいくか、がイメージしやすくなります。
3.思考内容に、人間的・倫理的に問題がないか?
面接試験では、当然、医師としての適性も見られていますから
答えの内容に、人間的・倫理的に問題がないかどうか、も重要なポイントです。
この点について、「そんなの大丈夫でしょう」と思うかもしれませんが
時たま、うっかりミスが起きてしまうことがあります。
※たとえば、男性女性などジェンダーが関わってる話題などでは起きやすいと思います。
なので、考えをまとめる際には、できるだけ別方向から再検討することが大切です。
「Aの立場から考えた意見が、反対側からはどう見られるか?」
を意識するだけでも、だいぶミスを減らせると思います。
実際に誰かに話を聞いてもらうと、自分の意見の問題点に気が付けることもあります。
ここまでの内容を参考に、下記から「MMI型の面接資料」で
実際に考えて、内容を組み立てて、しゃべってみる
という練習をしてみましょう。
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