医学部受験生が年度の始めに意識すべきこと



こんにちは!医学部受験予備校 医学部特訓塾(医特)、代表の本田です。
新年度の始めに、医学部合格を目指す受験生諸君に、「勉強に対する心構え」や「一年を過ごす上での心構え」などをお伝えしたくてこの記事を書きました。医特に通われている塾生はもちろんのこと,大手予備校や他の医学部専門予備校に通われている方にもお伝えしたい内容です。勉強の参考にして頂ければ幸いです。

目次[非表示]

  1. 1.今日という一日を約250回繰り返せば医学部に合格できる自信があるか?
  2. 2.分からなかったことを後回しにしない
    1. 2.1.分からないまま写したノートなど見直しても理解できません! 
    2. 2.2.すぐに講師に質問をするべきです!
    3. 2.3. 分かったふりをしない!
  3. 3. 覚えるべきことはキチンと覚える 
    1. 3.1.2025年愛知医科大学では、小テストが的中!
  4. 4. 寝る前に必ず一日を振り返る 


今日という一日を約250回繰り返せば医学部に合格できる自信があるか?


 
 医学部合格を目指して勉強される方全員に言いたいことがあります。それはこの段落の見出しにもある通り,
「今日という一日を約250回繰り返せば医学部に合格できる自信があるか?」

 ということを毎日自問自答して欲しいということです。

※250回というのは,入試まで約9か月なので,30×9=270日からちょっと少なめに算出した値です。

「今日を繰り返しても医学部合格というゴールには辿り着けそうもない…」

 そう思うのであれば,ハッキリ言って一年後の医学部合格は不可能です。
 

 毎日の学習の中で,分からなかったことが分かるようになったり,覚えようと思ったことが覚えられたりしていけば進歩がある訳で,それを繰り返していけば,いつか医学部合格というゴールに辿り着くことが出来ます。
 逆に言うと,覚えなきゃいけなかったことをキチンと覚えなかった一日,学校や塾や予備校で習ったことを分からないままにしてしまった一日…こんなものを繰り返しても医学部合格というゴールには辿り着くことが出来ません。
 だから,受験生の皆さんには,毎日毎日、今日,自分はキチンと進歩できたのか?ということを自問自答して欲しいと申し上げております。
 


分からなかったことを後回しにしない

 一番大事なことですが,塾や予備校の授業を受けているときに分からないことがある場合,それを後回しにしてはいけません。


分からないまま写したノートなど見直しても理解できません! 


 私自身も医学部合格を目指し、浪人して大手予備校に通っていた経験があるのですが,講師の説明を聞いても今イチ、腑に落ちない,ことがありました。

 「後でノートを読んで理解しよう…」

と思いながら,とりあえず板書を写す…。これは無意味です。説明を聞いて分からなかったことを,説明の声を聞くことのできない環境の下で,ノートを読んで自分だけの力で理解することができるはずがないのです。

 実際,私も受験生時代、その場で理解できなかったことを後で復習すればいいや、と思いノートを写しておいて、授業が終わってからノートを読み直しましたが,結局,自力で理解することは出来ませんでした。ノートを写していた時には感じなかった疑問も新たに湧いてくるし,結局、その時に理解できていない人が書きこんだノートなどは何の役にも立たないものです。


すぐに講師に質問をするべきです!


 こういったことを避けるためには,本来であれば授業中に講師に「今の説明,申し訳ないですが理解できません」と言うべきですが,これができる根性のある方は少ないでしょう。その場合は,授業が終わった瞬間に講師に質問するしかありません。

 しかしながら、大手の予備校では(特に人気講師はコマが沢山入っているので)講師が移動してしまうことが多く,なかなか講師を捕まえて質問することが難しいですが,それは選んだ予備校が悪かった…ということです(笑)。

 まあ、大手予備校を選んでしまい、自力で解説できない方は、医特のようなところで個別指導を受けて教えてもらってください。ちなみに医特の四ツ谷・麹町校は、駿台の市ヶ谷校や河合塾の麹町校から近く、大手予備校で上手く行っていない方はぜひご相談ください!

 医特に通われている皆さんであれば,たっぷりと私達講師陣と話をする時間があるので,質問に来てくださいね。
 

 分かったふりをしない!

 次に大事なことは,「分かったふりをしない」ということです。われわれ講師に対して変に空気を読んで,分かったふりをしないで下さい,ということだけでなく,自分自身に対しても分かったふりをしてはいけません。

 今イチ腑に落ちなくてもスルーする癖が付いている方って意外に多いのです。これは長年講師業をやっているから気付くのですが,多くの受験生の方が自分自身に対して分かったふりをしてしまうことがあります。本当に良くない習慣なので,年度の始まる今だからこそ,正しい習慣を身に付けて下さいね。
 

 
覚えるべきことはキチンと覚える
 

 私は医特の指導の中で,小テストを沢山実施します。そして満点もしくは1ミス以外はもれなく追試を受けさせます。合格するまで何日にもわたって追試を受け続けさせます。

 その理由は、医学部に合格するためには,覚えるべきことはキチンと覚えてもらわないといけないからです。そして人というのは覚えたつもりになっていてもいざテストとなると意外にキチンと覚えていないことが明らかになったりするものなのです。
 

 医特では,私の小テストだけでなく,朝の英語の単語・熟語・構文テストでもしっかりと追試を実施しておりますし,数学や英語では課題が完全に出来るまで何度でもやリ直しをさせるという指導を徹底しております。また,個別指導校である四ツ谷・麹町校でさえも,個別指導の授業時間の枠外でこういった小テストを細かく実施し,受講生に対し,キチンと覚えることを叩き込んでおります。こういった指導をしなければ,覚えるべきことをキチンと覚える,ということを指導することがなかなか難しいからです。
 大手予備校で指導を受けていて上手く行かなかったから…と四ツ谷・麹町校に個別指導を受けに来てくれる生徒のほとんどは,この「覚えるべきことはキチンと覚える」という動作が徹底されていないがゆえに成績が伸び悩んでいたりします。年度の始めだからこそ,この記事を読んで下さる医学部受験生の皆さんには,覚えるべきことをキチンと覚える,ということを徹底して頂きたいと考えております。
 

2025年愛知医科大学では、小テストが的中!


ちょっと自慢話になりますが,2025年の春の医学部入試で「愛知医科大学」が最初だったと思います。最初だから…と受験された方も多かったのではないかと思いますが,この愛知医科大学の化学の大問に「鉄」についての出題がありました。医特では無機の小テストというのを年間4~5回受けさせられますが,その中の1枚がほぼドンピシャでこの愛知医科大学の鉄の出題を網羅しており,実際に試験を受けた塾生達からは,「小テストのまんまだった!」という報告を受けました(もちろん,合格してくれました!)。覚えるべきことをしっかりと覚えるということがいかに重要か,を私自身あらためて感じました。
特に医学部受験生は,医学部に合格した後は,さらに過酷な勉強の日々が待っています。それこそ医師になるために覚えるべきことはしっかりと覚えなければなりません。ですから,医学部受験生にとって,受験勉強はある意味将来の職業のためのトレーニングでもあるのです。ですから今のうちから徹底的に覚えるべきものはしっかりと覚えるという習慣を身に付けましょう!


 
寝る前に必ず一日を振り返る
 

 寝る前に(と言っても布団に入ってから…ではありません!),今日はどんな勉強をしたのかを振り返るようにしましょう。

 予備校生であれば,「朝は英語だったなあ。文法は〇〇をやったぞ,あの話は初めて習ったなぁ,夜の時間にちゃんと記憶したぞ!数学は難しかったけど,問題を解き直したけどキチンと正解できたぞ!同じ単元の問題集もキチンとやれたから大丈夫だ。今日の理科は生物だったなあ,覚えなきゃいけないことをカードに書き出して,何回も見直したからキチンと記憶できた自信があるぞ!今日はキッチリ出来たぞ!」こんな風に一日を振り返って欲しいものです。

 これをやるだけでも実は記憶すべきことがより身に付けやすくなるのです。勉強はやり散らかすのではなく,キチンと身に付けられるようにケジメをつけていく。特に予備校生は,授業の受けっぱなしは悪い習慣ですから,そのようにならないように気を付けて頂きたいと思います。
皆さんのこれからの一年が実り多いものとなりますように!
 
 





本田 哲生
本田 哲生
医学部特訓塾代表。化学科講師。東京大学教育学部卒業。東京大学理科二類に在籍中の1992年から,杉並区阿佐ヶ谷の地で大学受験の専門塾を設立。30年以上,大学受験の指導を続けている。どうしようもないダメな生徒を自宅に下宿させ国立大学医学部に合格させたことを契機に,医学部受験指導を開始,医学部受験指導も23年に及ぶ。2008年に小柏先生と共に医学部専門予備校である医学部特訓塾を立ち上げ現在に至る。医学部特訓塾代表であり,同時に現場に立ち続ける化学講師でもある。

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