
2025医学部入試 面接対策のポイント
2025年度医学部入試は中盤戦に入り始めました。
1次試験の合格発表もはじまり、2次試験に向けての準備を始めている受験生もいるでしょう。
今回は、2次試験「面接対策のポイント」をご紹介します。
目次[非表示]
- 1.はじめに
- 2.所作・声・話し方のポイント
- 3.面接の受け答えについて
- 4.将来に関する質問について
- 5.面接の練習方法
はじめに
まず、ポイントをお話しする前に1つ確認です。
「あなたは、今までに何回面接練習をしたことがありますか?」
もし、あなたが今までに一度も面接練習をしたことが無ければ、はっきり言って超危険です。
「面接試験」とは、もちろん、医師になりたい気持ちや医師への適性の有無を
大学側・医学部側が見るための試験ですが、それと共に重要なのが「相手へ与える印象」です。
今、あなたが何となく頭の中にイメージしている「面接の受け答え」は
果たして「相手にどんな印象」を与えるでしょうか?
相手は、これまで何百何千もの人を見てきた「大人」です。
その大人たちが、あなたを「評価する目」で見ていることを、絶対に忘れないでおきましょう。
所作・声・話し方のポイント
あなたから見て、「あ、この人はきちんとした人だなぁ」と思える人は、どんな人ですか?
姿勢がダラッとしている人? ボソボソ話す人?
次に、もっと具体的にイメージしていきましょう。
あなたが最近見た中で「このコンビニ店員さん、きちんとしているなぁ」と思った店員さんは?
その店員さんをなぜきちんとしていると感じたのですか?
その人の印象は、話す内容もそうですが「普段の振る舞い方・話し方」も大きく影響します。
姿勢がよい 動きにメリハリがある ハキハキと話す
これらのことも意識した面接練習を心がけましょう。
1つのイメージとしては「演劇の舞台に立った役者」ぐらいのイメージで
自分の動きをコントロールできるようになりましょう。
大丈夫、これは訓練できちんと改善できることです。
面接の受け答えについて
先ほども書きましたが、面接官は、これまでたくさんの受験生を面接してきた「大人」です。
その大人が、これまでの膨大な経験に基づいて、「今、目の前にいる、あなた」を評価します。
あなたのライバルは、今、面接試験を受けている受験生たちだけではありません。
これまでの全受験生と比べられてしまうのです。
特に、事前に予想・準備ができる質問に対しての反応は一番見られるポイントです。
医師志望理由 大学志望理由 自己PR 長所短所
浪人生活について 予備校生活について
これら典型質問に対して、スムーズに返答できるか?は
あなたがこの面接にどれだけ準備をしてきたか?
がはっきりと表れます。
頭の中だけで「何となくこんなことを話せばいいかな」程度の準備ではなく
必ず実際に声に出して答える練習をしましょう。
やってみると、意外と話すのに詰まってしまったりするものです。
実際に声に出すときは、言葉づかいにも注意しましょう。
※あとは、まわりに迷惑をかけない、不審に思われない場所で、声に出しましょう。
将来に関する質問について
医師志望理由 大学志望理由とともに、注意しておきたいのが
現時点での自分の将来像です。
これは、どの医学部の面接試験か? によって色々と変わりますが、共通して言えることは
あまりに理想的なことを語りすぎないこと です。
極端な例ですが、たとえば、あなたが大都市在住でご家族に開業医がいる場合に
「将来はこの地域に残って、地域医療に従事したいと考えています。」
という言葉は、どのくらい信用してもらえるでしょうか?
もちろん、あなたが本心でそう考えていることもあるかもしれませんが
面接官の「大人」が、その本心を100%くみ取ってくれるとは限りません。
なぜなら、過去の卒業生たちの動向を知っているからです。
なので、将来に関する質問においては
医学部が望んでいる理想的な将来
と
現実的にあり得るレベルでの自分の将来像
とのバランスをきちんととって、現実的な説明をすることです。
上記の例でいえば
「もちろん、最終的には地元に戻り、後を継ぐことも考えてはいますが
この地で少なくとも十数年は研鑽を積みながら、地域医療に貢献したいと考えています」
とバランスに気を付けて回答しましょう。
面接の練習方法
どんなに自信がある人でも、必ず「対面での模擬面接」をすることです。
実際に声に出して面接をしてみると、意外とスムーズに話せないケースも多くあります。
さらに、必ず「フィードバックをもらうこと」も大切です。
自分では気が付けない、話し方のクセや内容の改善点を、誰かに見つけてもらいましょう。
各医学部受験予備校の対策講座なども利用するとよいでしょう。
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