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医学部入試で試験前夜にやるべきことは、合格最低点のチェックです!

医学部受験生の皆さん、こんにちは!炎の医学部合格請負人こと、医学部特訓塾代表兼化学担当の本田です。皆様、ご機嫌麗しゅう…
医学部入試前期日程も折り返し地点となりました。連日試験を受けていると,試験を受けることが惰性になり始め、前日に何をしてよいのだろう…と悩まれる方も多いと思います。一番大事なのはその大学の合格最低点を知ることです。今回は、合格最低点について考えていきたいと思います。

本田先生


目次[非表示]

  1. 1.2月1日の集中日
    1. 1.1.東京女子医科大学
    2. 1.2. 日本医科大学
    3. 1.3. 日本大学医学部
    4. 1.4.久留米大学医学部
  2. 2.2月2日の試験
    1. 2.1. 福岡大学医学部
    2. 2.2. 東海大学医学部
  3. 3.2月3日の試験
    1. 3.1. 順天堂大学医学部
  4. 4.2月4日の試験について
    1. 4.1. 埼玉医科大学
    2. 4.2. 東邦大学医学部
    3. 4.3.藤田医科大学


2月1日の集中日


2月1日には4校の試験がかぶります。東京女子医科大学、日本医科大学,日本大学医学部、久留米医科大学です。これら4校についてまずは考えます。


東京女子医科大学


明日に迫った東京女子医科大学の合格最低点は大体5割程度です。一次突破ラインが,2024年が52.8%,2023年で48.8%,2022年が46.3%ですから,近年の合格最低点はざっくりと5割です。それが分かっていれば,試験場でどういう時間配分で解けばよいのか?が分かりますし,数学などは勇気をもって大問を1つや2つ捨てることもできるのです。5割を越えればいいのだと割り切って試験を受けてください。そうすれば活路が広がります。


 
日本医科大学


残念なながら日本医科大学は合格最低点を公表していません。ただ、医特からの合格者に受験時に聞き取っている限りでは,難しい問題は誰もできないから,そこを上手に捨てて取れるべき問題を丁寧にとれば合格点を越えられる、という感触をつかんでいます。日本医科大学を受験される方は,難問に振り回されず,解けなきゃマズイ問題をしっかりと取ればよいのだと割り切って試験に臨んでください。


 
日本大学医学部


全学部共通入試に統一されて,日大の合格最低点はどうなったんだろう?と思われる方も多いと思います。日本大学医学部では、素店ではなく標準化した得点なので、実際の得点は不明ですが、1次突破ラインは2024年では400点満点で,230.33点,240.73点と6割程度(標準化後)ですから意外に低いですね。まああのレベルの問題で6割ということはないですからもう少し点数は必要ですね。2次試験に英語数学のがっちりした問題が出るので2次試験は侮れません。2次の合格最低点が550点満点で347.06点,357.53点ですから2次試験の150点分の配点で117点取らなきゃ合格最低点からは合格できません。二次試験で78%ですよ。これは厳しいですから,やはり1次では合格最低点でなく最低でも7割5分くらい(素点)をきっちりキープできるように頑張らないと最終合格は難しくなりそうです。

久留米大学医学部

久留米大学医学部は400点満点中234点でした。6割切るんですね。しかし,2次試験500点満点では最低点が323点ですから2次試験で9割とれるのか?と考えると1次試験では最低でも65%を取らなければいけないなあと考えておくべきですね。

2月2日の試験


2月2日は福岡大学医学部と東海大学医学部です。同じようにそれぞれの合格最低点について考えていきましょう。


 
福岡大学医学部


 
福岡大学医学部の一次試験の合格最低点は400点満点中269点でした。約7割というイメージで戦わなければなりませんが,比較的問題が易しいので,時間廃部などに気を付けてきっちりと7割狙いで行ってほしいところです。


 
東海大学医学部

残念ながら東海大学は点数を公表しておりません。しかし理科は現場で得意な方を選択できます(事前選択でないから,問題の難易度を見てから決められます)し,数学は数Ⅲが入らないので,受験生的にはそこそこの得点は必要ですから,7割をしっかり超えるんだという感覚で試験に臨んでいただきたいなと思います。

2月3日の試験


2月3日は東海大学の2日目と順天堂大学医学部の2校が被ります。それぞれを分析してみます。


 
順天堂大学医学部


 
順天堂大学医学部の2024年入試では,A日程で500点満点中一次試験合格最低点が338点67.6%です。B日程は英語の資格試験が25点分点数化されるので,満点が25点増えて,525点満点中373点が一次突破ラインです。つまり70%を目指すべき戦いだなあと感じ取って試験を受けてほしいところです。

2月4日の試験について


2月4日は埼玉医科大学、東邦大学医学部、藤田医科大学です。この日も3校かぶりの医学部予備校にとっては非常に忙しい一日です。


 
埼玉医科大学

 
埼玉医科大学は400点満点中1次試験の合格最低点は前期日程で229点,後期日程で278点でした。後期日程では69.5%ですから7割とるべき試験として認識してほしいところです。私が化学を教えていていつも生徒に言うのは,埼玉医科大学は8割狙っちゃだめで,しっかり7割キープを第一目標に取り組んで,時間が余ったら初めて得点のさらなる積み上げを狙うべき戦いなんだということです。解けるから、と飛びつくのではなく,解けるけど時間がかかりそうだからいったん飛ばす,という姿勢で試験に臨んでほしいと思います。


 
東邦大学医学部


 
一次突破ラインは不明ですが,正規合格ラインが400点中284点ですから,7割です。7割をとにかく目指しましょう。


藤田医科大学


 
藤田医科大学も一次試験は非公表ですが,2次試験の合格ラインが600点満点で前期が334点,後期が390点と56%~65%と幅がありますね。藤田はマークシートで足切りをするので,1次試験はとにかくまずはマークの問題をしかりとってから,記述問題を取り組むという姿勢で試験を受けてほしいと思います。

 
もう少し書きたいところですが,2月5日以降の試験に関してはあらためて記事を書きたいと思います。受験生諸君,上手に時間配分を考えながら,合格点が取れるように試験に臨んでくださいね。皆さんの幸運をお祈り申し上げます。
 
 


本田 哲生
本田 哲生
医学部特訓塾代表。化学科講師。東京大学教育学部卒業。東京大学理科二類に在籍中の1992年から,杉並区阿佐ヶ谷の地で大学受験の専門塾を設立。30年以上,大学受験の指導を続けている。どうしようもないダメな生徒を自宅に下宿させ国立大学医学部に合格させたことを契機に,医学部受験指導を開始,医学部受験指導も23年に及ぶ。2008年に小柏先生と共に医学部専門予備校である医学部特訓塾を立ち上げ現在に至る。医学部特訓塾代表であり,同時に現場に立ち続ける化学講師でもある。

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