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2026久留米大学医学部解答速報

今日はたくさんの試験が重なっていますね。

メルリックス学院さんと共同で解答速報を作成しており私は久留米大学医学部の担当でした。

そこで問題を全て解きましたので、コメントなども合わせて発表します。

1 化学

1-1 大問1 小問集合

(1)システイン同士の結合の名称

(2)「同族体」の組み合わせを選ぶ問題。同族体とはアルカン同士、アルケン同士という意味

(3)コロイドを沈殿させる効果について→正負が反対の電荷のでかいものが有効だから少なくてよい

(4)クメン法でフェノールと共にできるのは?→アセトン

(5)不斉炭素原子をもたないもの選び→グリシン

1-2 熱化学

(1)0.02molの水素と黒鉛と酸素0.10モルを容器に入れ、水素と黒鉛は完全に燃焼し,29.76kJ

の熱量が得られた。黒鉛の重さを求めろって問題。

水素の燃焼エンタルピーΔH=-286kJ/mol,黒鉛の燃焼エンタルピーΔH=‐394kJ/molから、

黒鉛のモル数を求め、C=12 g/molをかければおしまい。

(2)容器にはピストンがついている。

反応後の容器の体積は反応前の何倍?って問題。反応前後の気体のモル数を求めればおしまい。

水は液体になって気体部分は気にしない感じ。

(3)水の蒸発エンタルピーを求めさせる問題。

H-H,O=O,O-Hの結合エネルギーが与えられている。この結合エネルギーと

(1)の燃焼エンタルピーを使って計算するだけ。

(4)私がテキストにも書いたギブズエネルギーの問題が出ました!

  ΔG=ΔHーT・ΔS だよね!!これ書けない受験生多そうだなー。今回は選ぶ問題だったけど。

(5)水は100℃で気液平衡になっている。このときエントロピーを求めろって問題。蒸発エンタルピーは(3)の

値を使えって問題。上記の式で、ギブズエネルギー=0として数値を代入すればおしまい。

(6)ここからは燃料電池の問題 (6)はリン酸型の燃料電池の負極の変化の式を書けって。

 しょぼすぎてビビる。

(7)今度は水酸化カリウム型の燃料電池の負極の式を書けって。しょぼいなぁ

(8)水が90g生成するとき,流れた電子の物質量だって。しょぼ。

(9)J=C×Vを与えたうえで、90gの水が生成するときの電気エネルギーを求めろという問題。

  式に入れるだけでしょ。しょぼ

(10)で、おなじみのエネルギー効率だって。電気エネルギーを燃焼熱で割るだけの問題。

第3問 無機 アンモニアソーダ法(ソルベー法)

(1)二酸化炭素は直線形で冷却するとドライアイスになり、面心立方格子だから、単位格子中に4個あり、

  炭酸ナトリウムは高温でも熱分解せず融解するだけで、炭酸ナトリウム十水和物には風解性があるって話。

(2)そんなドライアイスの密度を求める問題。密度=重さ÷体積

   重さは分子量をアボガドロ数で割って4掛ければgがでます。体積は単位格子の一辺の長さの3乗。

   やりゃ誰でもできるっしょ。

(3)アンモニアソーダ法(ソルベー法)の最初の化学反応式

   NaCl+H2O+NH3+CO2→NaHCO3+NH4Cl という何回書かせたかわからない式。医特生なら全員かけるわ。

(4)炭酸ナトリウム750kgを得るには塩化ナトリウム何kg必要という医特なら小テストレベルの問題。

   まとめ式 2NaCl + CaCO3 →Na2CO3 + CaCl2 から比例計算すりゃ終わり。楽勝

(5)(3)の式で、二酸化炭素を通じる前にアンモニアを十分に溶解させることで炭酸水素ナトリウムの沈殿反応が

  効率的に進行する。この順でやる理由を書けって。

  →アンモニアを溶解させた水溶液は塩基性になるため、酸性の気体である二酸化炭素をより吸収しやすくなるから

(6)塩化ナトリウムの飽和水溶液に濃塩酸を加えると固体が析出した。「共通イオン効果」という言葉を用いて説明しろって。

  →飽和食塩水中ではNaCl(固)⇔ Na^+aq  +Cl^-aq の 溶解平衡が成立している。ここに濃塩酸を吸収させるとHClの電離によって生じたCl^-aqの共通イオン効果により上記の溶解平衡を左に移動させ、NaCl(固)の溶解度を低下させるためNaClの固体が析出する。

第4問 有機

分子量60のX4.5mgは完全燃焼で二酸化炭素9.9mgと水5.4mgを生じる。→ 分子式C3H8O(2)の答え

(1)元素分析で水蒸気を吸収するのは  → 塩化カルシウム

(3)4.5mgのX中に含まれるC原子の数→4.5×10^-3/60  × 3 × 6.0×10^23 でしょ?

(4)Xには構造異性体A~Cがある。Aは金属ナトリウムと反応しない→ A エチルメチルエーテル

  Bはヨードホルム反応する。Bを二クロム酸カリウムで酸化するとEができる E→アセトン

(5)BCは金属ナトリウムと反応して何が発生? → H2

(6)Bはヨードホルム反応する。Bの名前は2-プロパノール

(7)硫酸酸性二クロム酸カリウムのクロムの酸化数の変化 →  +6→+3

(8)Cを酸化すると銀鏡反応するFになる。 F→ プロピオンアルデヒド

正直言って簡単すぎる。医特生なら8割切らないと思う。一応メルの解答速報には75%必要って書いたけど

ミス以外で失点する場所ってどこ?ってくらい簡単。久留米は毎年簡単だけど、今年もさらにパワーアップして

簡単。それでも入試の合格ラインは75%くらいになる不思議さ。

まあ、英語、数学勝負なのかな?

お疲れさまでした。

本田 哲生
本田 哲生
医学部特訓塾代表。化学科講師。東京大学教育学部卒業。東京大学理科二類に在籍中の1992年から,杉並区阿佐ヶ谷の地で大学受験の専門塾を設立。30年以上,大学受験の指導を続けている。どうしようもないダメな生徒を自宅に下宿させ国立大学医学部に合格させたことを契機に,医学部受験指導を開始,医学部受験指導も23年に及ぶ。2008年に小柏先生と共に医学部専門予備校である医学部特訓塾を立ち上げ現在に至る。医学部特訓塾代表であり,同時に現場に立ち続ける化学講師でもある。

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